
大型業務用シュレッダーの価格と耐久性の関係
以前の記事(大型・大容量な業務用シュレッダーを選ぶ時のポイント)でシュレッダーを選ぶ際に「ゴミ箱の容量」「裁断枚数」「連続運転時間」「対応用紙サイズ」の重要性についてお伝えしました。
実は業務用シュレッダーの場合はこの4つの性能に加えて「耐久性」も重要なポイントになります。
今回は前回のおさらいも踏まえ、シュレッダーの耐久性についても解説いたします。
目次
シュレッダーを買い替えるきっかけ
シュレッダーを導入する理由として多いのが「使っていた機種が壊れてしまった」というのがほとんどではないでしょうか。
つまり、故障しなければ同じ機種を長く使えるので買い替える必要もありません。
そのため、買い替える機種が長く使えるのかどうかが機種を選ぶ上での重要なポイントになります。
しかし、市場には業務用と謳いながらも耐久性が低いシュレッダーも数多く存在するため、判断を誤ると短期間で故障してしまうこともあります。
シュレッダーの価格と耐久性の関係性
「安いものはそれなり」というように、安いシュレッダーは耐久性が高くありません。
市場には、数千円の価格帯で業務用と謳っているシュレッダーもありますが、耐久性では家庭用と同じレベルです。
大量細断を想定して作られていないため高い頻度での利用する業務用には不向きと言えます。
低価格でも紙以外にもCDやカードなども細断できる一見万能そうに見える機種もありますが、それらも同じ理由で耐久性は高くありません。
また、シュレッダーの耐久性を左右する要素の一つに「使用されている部品の質」が挙げられます。
低価格帯の製品にはプラスチック製の部品が多く使われていることがあります。コスト面で導入しやすいメリットはありますが、構造上耐久性は高くありません。
一方、高価格帯の製品には「丈夫な金属製の部品」が使われているので、故障が少なく丈夫です。導入時のコストは高くなりますが、長期間の利用に適しているので、業務用ならこのような機種がおすすめです。
しかし、商品によって異なりますが、10万円以下のモデルのほとんどでプラスチック製の部品が使われていることがあります。
耐久性が高いお勧めシュレッダー5選
オリエンタル DL2201-c
低価格ながらシュレッダーの耐久性を示す細断テストで25万枚の細断にも耐えた程の高耐久仕様。奥行わずか26センチの省スペース設計で小規模なオフィスにも最適です。
オリエンタル DH3105-fc
同じく細断テストで100万枚もの細断をクリア。途方もない数字ですが2日で屑箱いっぱい(A4コピー用紙 約1600枚分)になる頻度で毎日使っても[田邊1] 5年間は耐えられるほどの耐久性です。
また、シュレッダー中で最も重要な部品である細断刃自体には本体とは別に5年間保証がついています。
明光商会 MSX-F65
業界最大手の明光商会製の業務用シュレッダーです。大量の用紙を扱うオフィス向けのモデルで最大65枚の同時裁断が可能な強力な裁断刃を採用しています。
新品はかなり高額なモデルですが、中古市場では流通が多く20万円以下でも導入可能です。
オリエンタル VH3102-fc
今回ご紹介する中で最も耐久性が高いのがこのVH3102-fc。耐久テストは150万枚をクリアする超高耐久仕様。細断性能、収容量ともに高く大規模なオフィスや書類を多く扱うオフィスでもストレスなく使用することが可能です。
アスカ S400M
強力な裁断力を長時間維持できるよう金属製のボディを採用した高耐久な業務用シュレッダーです。さらに裁断方式にマイクロクロスカット方式を採用し2×15mmの細かさに裁断されるのでセキュリティ面でも安心です。
参考情報 アスカ 業務用シュレッダー S400M
今回は業務用シュレッダーの価格と耐久性の関係についてお伝えしました。
安いシュレッダーを何度も修理したり買い換えたりするよりも、高くても長く使える機種を選んだ方が安く済むこともあります。
今後、シュレッダーを買い替える際に参考にしてみてはいかがでしょうか。