
コピー機(複合機)の部品供給期間とは
故障してしまったコピー機(複合機)の修理を依頼した際に部品が無いため対応してもらえなかった。という経験はありませんか?
コピー機に限らず、機械製品には部品供給(保有)期間が定められています。この期間を過ぎてしまうと部品を製造しなくなるため、例えメーカーであっても修理が出来なくなってしまう場合があります。
この記事ではコピー機における部品供給期間についてご紹介いたします。
目次
部品(消耗品)供給期間とは
部品供給期間とは、機械の修理に必要な部品や消耗品をメーカーで保有している期間の事を指します。製品を販売した後に故障してしまった場合でも修理を行えるようにするために設けられた期間であり、機械を構成する様々なパーツを製造、保有しています。
コピー機(複合機)の部品供給期間はどのくらい?
部品共有期間はメーカーや製品毎に異なりますが、製造が終了してからの年限で定められています。製造終了から5年~7年が一般的と言われています。
なお、メーカーや製品によってはそれ以上の期間、部品を保有している場合もあります。
コピー機の修理に必要な部品とは
コピー機の場合、給紙ローラーのような細かい部品から、ドラムなどの印刷に関わる重要なものまで、様々な部品が保有部品に含まれます。
また、コピー機の印刷には欠かせないトナーも保有部品に含まれています。
部品供給期間が過ぎるといずれ、トナーの在庫が無くなり交換できなくなってしまうこともあります。そのため修理が必要なくても、旧型モデルを使い続けることはできません。
※リサイクル品など純正品でないトナーであれば利用できる場合もあります。
部品保有期間の調べ方
前述の通り、部品保有期間はメーカーでの製造終了年が起算となります。
現行製造中のモデルを購入する際はその時点では製造終了時期が分からないので、後から確認する必要があります。
製造終了、部品・消耗品供給の期間終了についての情報は各メーカーに確認をするのが確実ですが、多くのメーカーはサイト上で型番ごとに製造終了年や部品保有期限を公表しています。使用中の機械が部品保有期間内かどうか調べることができます。
使っているコピー機の部品保有期間が過ぎてしまっていた場合
既に部品保有期間が過ぎてしまっていた場合は、メーカーで修理に必要な部品を保有していない可能性がありますので、故障してしまったらもう修理してもらえないと考えておいた方が良いでしょう。
また、消耗品トナーも保有部品に含まれるので供給期限後はいつ在庫がなくなるか分かりません。機械自体が正常だったとしても交換するトナーがない場合、そのコピー機は使い物にならないでしょう。
このような状況でそのままコピー機を使い続けることは避け、早めの交換をお勧めいたします。
また、これから中古品で導入、買い替えを検討している場合は事前にその機械がいつ頃のモデルなのか確認しておくことをお勧めします。
中古でも現行モデルであれば当面心配ありませんが、価格が安い旧型モデルはすでに部品供給期間が終了してしまっているケースもあります。導入コストを安く済ませられたけど、すぐに使い物にならなくなった。なんてことも考えられますので予め確認しておく必要があります。
まとめ
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部品保有期間について
メーカーで修理に必要な部品を保有している期間
部品保有期間の長さ
製品の製造終了後5~7年程度※メーカーやモデルによって異なる-
コピー機はどのような部品が保有されている?
給紙ローラーなど小さい部品からドラムなどの重要な部品やトナーなど様々な部品
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部品保有期間の調べ方
製造元のメーカーサイトで確認することができる。
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部品供給期間がすぎてしまっていたら?
早めの交換がお勧め!販売店に早めに相談を
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