
誰も教えなかった、家庭用電動シュレッダーの選び方
家庭用シュレッダーの定番品となっている電動シュレッダー。
手動のハンドシュレッダーと比較しても価格の差はほんとんどなくなりました。
手間なく使える便利さもあって、多くの方が電動シュレッダーを選んでいます。
その電動シュレッダーですが、どの性能に注目して、選んでいますか。
本体の大きさと、一度に細断できる枚数(最大細断枚数)をまず最初に確認する方が多いのではないでしょうか。
続いてチェックするのが、連続使用時間だと思います。
連続使用時間は長い方が、たくさん処理できるので便利ですよね。
ところが、この連続使用時間、家庭用の場合は、長ければ良いという訳ではないのです。
どこのお店も紹介していない、連続使用時間に注目した、家庭用の電動シュレッダーの選び方をご紹介します。
目次
連続使用時間が長い電動シュレッダーのデメリット
連続使用時間が短い方が、実は長持ち
家庭用におすすめは、連続使用時間5分以下の電動シュレッダー
まとめ
連続使用時間が長い電動シュレッダーのデメリット
電動シュレッダーの場合、連続使用時間は長い方が、たくさんの紙を処理できます。
最近は、家庭用の電動シュレッダーでも10分間連続使用できる製品が登場しています。
10分は、家庭用として考えれば、長く使用できる仕様ですが、注意が必要です。
10分も使えるので、毎回、時間いっぱい使ってしまい、あっという間に故障してしまいます。
理由は、家庭用シュレッダーが、耐久性の高い部品を使用していないからです。
安い部品で組み立てられている、家庭用電動シュレッダー
上の写真は、1万円未満で購入できる家庭用シュレッダーの部品です。
ご覧のように一部のギヤがプラスチック製です。
継続的に10分の使用を続けると、短期間でギヤに負荷が掛かり、あっという間に摩耗したり、欠けたりします。
そうすると、シュレッダーから変な音が鳴り、刃が回転しなくなったり、紙詰まりを起こしたり、仕様のサイズで細断できなくなったりと、故障やトラブルが多発するようになります。
連続使用時間は短い方が、実は長持ち
1万円未満の電動シュレッダーで、細断枚数が4~5枚、連続使用時間が10分、のような仕様の製品があった場合、注意が必要です。
家庭用としては、同時に細断できる枚数が多く、さらに連続使用時間も長い、仕様上、高性能なシュレッダーに見えます。
このような仕様の電動シュレッダーを選んでしまうと、限界まで使い続けてしまいがちになります。そうすると、前述のように故障してしまいます。
家庭用シュレッダーの場合は、故障をしても原則修理ができません。買い替えになるケースがほとんどです。
そのようなことにならないように、家庭用の電動シュレッダーは2分、長くても5分程度の使用に留めておくのが良いでしょう。
2分使って適度に休ませながら使用すると、故障やトラブルの発生が少なくなり、製品が長持ちします。
一般的な家庭用シュレッダーの場合、2分もあれば50枚以上は処理できます。
家庭用におすすめは、連続使用時間5分以下の電動シュレッダー
家庭用に電動シュレッダーを選ぶ場合は、耐久性と使用時間のバランスを考えると、連続使用時間が5分以下の製品がおすすめです。
そこで、連続使用時間が5分以下で、長持ちする家庭用の電動シュレッダーのおすすめ品をご紹介します。
アスカ S32M
マイクロクロスカットを細断方式に採用した、家庭用の電動シュレッダーです。
写真まで細断できる、細断力の高さが人気です。また、細断速度の速さや静音性についての評価も高い製品です。
溜めて処理するよりも、いらない紙が出たら、都度処理する使い方がおすすめです。
細断方式/サイズ |
マイクロカット/2×10mm |
最大細断枚数 |
4枚 |
連続運転時間 |
2分 |
ゴミ箱(ダストボックス)容量 |
12.5L |
対応用紙サイズ |
A4まで |
相場価格 |
6,000円~ |
GBC(アコブランズジャパン) GSHA26M
2×12mmで細かく細断できる、コンパクトでおしゃれな家庭用電動シュレッダーです。
見た目に似合わず非常にパワフル。ハガキや写真、ホッチキス、さらにプラスチックカードまでマイクロクロスカットで細断できます。
細断方式/サイズ |
マイクロカット/2×12mm |
最大細断枚数 |
5枚 |
連続使用時間 |
3分 |
ゴミ箱(ダストボックス)容量 |
約10L(A4コピー用紙約100枚収納)
|
対応用紙サイズ |
A4まで |
相場価格 |
6,000円~ |
まとめ
今回は、連続使用時間に注目して、家庭用の電動シュレッダーを選ぶ方法をお伝えしました。
家庭用シュレッダーは、溜めてからまとめて処理する使い方には適していません。
いらない紙が見つかったら、その都度処分するのが良いでしょう。
仕様上、連続使用時間が長い製品でも、5分程度使ったら休ませるのが理想です。その結果、シュレッダーの故障やトラブルが減り、長持ちに繋がります。
電動シュレッダーの部品の耐久性と、ご家庭での使い方を照らし合わせると、連続使用時間は、3分前後の製品が最適と考えています。
どうしても溜めてからまとめて処理したいのであれば、1万~2万円程度の業務用シュレッダーを選んだ方が良いでしょう。
家庭用に比べて、刃や部品の強度が上がっていますので、ご家庭で出る紙をまとめて処理するなら、非常に快適にご利用できます。ハードに使用してもほとんどトラブルが起きませんので、おすすめです。
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