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大型・大容量な業務用シュレッダーを選ぶ時のポイント

みなさんは、大型で大容量な業務用シュレッダーを選ぶ時、ゴミ箱のサイズ、裁断枚数など、カタログのどの性能をチェックしていますか。


家庭用のシュレッダーと同じ感覚で業務用の製品を選んでしまうと、性能不足で使い勝手が非常に悪かったり、すぐに故障したりします。


この記事では、シュレッダーを整備しているプロが、業務用であれば、必ず備えていなければならない性能をご紹介します。

また、業務用シュレッダーを設置するオフィスの従業員数から使用頻度を想定し、相応しい性能を備えたおすすめの製品をご紹介します。

目次

  1. 業務用で注目すべきシュレッダーの性能
  2. 従業員の数から、相応しい性能を備えた業務用シュレッダーを選ぶ方法
    1. 10名未満のオフィス
    2. 10~15名のオフィス
    3. 20名以上のオフィス
    4. 50名以上のオフィス
    5. 100名以上のオフィス
  3. まとめ

業務用で注目すべきシュレッダーの性能

業務用シュレッダーと、家庭用シュレッダーの定義はあいまいで、特に決められたものはありません。これが原因で、業務用シュレッダーを選ぶ時に迷われる方が多いのです。


長年シュレッダーを整備してきた私たちが、大型で大容量な業務用を選ぶ時に、必ず注目して欲しい性能をご紹介します。

注目すべき性能は以下の4つです。

  • ゴミ箱の容量
  • 裁断枚数
  • 連続運転時間
  • 対応用紙サイズ

では、順番に詳しくご説明します。

ゴミ箱の容量は、50L以上の製品がおすすめ

紙ゴミをたくさん収容できる大容量の業務用シュレッダーをお探しなら、ゴミ箱(ダストボックス)は、50L(リットル)以上の製品がおすすめです。


ゴミの収容量が多いとほど、ゴミ袋を頻繁に交換する必要がないので便利です。

参考情報:

ゴミ箱が大容量の大型業務用シュレッダー(新品)

ゴミ箱が大容量の大型業務用シュレッダー(中古)

裁断枚数は、20枚以上の製品がおすすめ

業務用シュレッダーは、家庭用とは違い、紙がある程度溜まってから裁断することが多くなります。
そのため、一度にたくさん裁断できる方が処理がはかどります。おすすめは、一度に裁断できる枚数が20枚以上の製品です。


ここで、一つ覚えていただきたい仕様があります。
シュレッダーで裁断できる枚数の指標となる「最大裁断枚数」と「定格裁断枚数」です。


最大裁断枚数は、一度にまとめて紙を投入できる最大の枚数を表します。
ただしこの枚数で連続して裁断し続けられるわけではありません。

最大枚数で裁断し続けられるのは、10回程度だということを覚えておきましょう。
この回数を超えて裁断を続けると、シュレッダーがオーバーヒートを起こして止まってしまいます。当然裁断途中で止まってしまうと、紙詰まりが発生しますので大変です。


一方、定格裁断枚数は、連続して裁断し続けられる枚数です。つまり紙を10回以上投入して裁断する場合は、この定格裁断枚数を目安にします。

参考情報:

裁断枚数が20枚以上の大型業務用シュレッダー(新品)

裁断枚数が20枚以上の大型業務用シュレッダー(中古)

連続運転時間は、30分以上の製品がおすすめ

大型の業務用シュレッダーは、1台を複数の部署で共用することが考えられます。

そうなると絶えず機械が動作する状態が続きますので、連続運転時間(定格時間)が長い製品がおすすめです。


業務用として販売しているシュレッダーの中には10分しか動かない製品もあります。
10分使ってしまうと、その後、小1時間は使用できない状態になりますので、使い勝手が非常に悪いです。


「複数の部署と共用する」、「2~3日でシュレッダーのゴミ袋を交換する」といった使用が想定される場合は、連続運転時間(定格時間)が30分以上の製品をおすすめします。

対応用紙サイズは、A3対応の製品がおすすめ

オフィスでは、様々な用紙サイズの書類を取り扱います。
そのような点から、シュレッダーの投入口が広いと、サイズの異なる書類が混在していも処理が楽です。


A3用紙をそのまま投入できる幅広の投入口を備えた業務用シュレッダーであれば、紙を折ったり、揃えたりと、手間をかけて投入する必要がありません。書類を雑多に投入しても裁断できます。


ちょっとした手間ですが、処理する量が増えると、それがストレスになります。
長く使うほど、A3対応の業務用シュレッダーの使い勝手の良さが分かるでしょう。

従業員の数から、相応しい性能を備えた業務用シュレッダーを選ぶ方法

オフィスやフロアーの従業員数に合った業務用シュレッダーを導入できると、余分な手間やコストか掛からず、長く快適に利用することができます。


本項では、従業員数ごとに、相応しい性能を備えた業務用シュレッダーの選び方とおすすめ製品をご紹介します。

10名未満のオフィス

10名未満のオフィス


従業員の数が少ないので、パワフルな大型なシュレッダーは必要ありません。
むしろスペースを有効活用できる、コンパクトでスリムなシュレッダーがおすすめです。
ゴミ箱の容量も30L(リットル)未満の小さい製品で問題ないでしょう。


フロアーに1台設置して済ませるか、各従業員に卓上型の電動シュレッダーを設置しても使い勝手が良いでしょう。


<結論>

  • 性能よりも、本体のサイズを優先。小型でスリムな製品がおすすめ
  • ゴミ箱の容量は、30L未満でもOK
  • 各従業員に卓上型の電動シュレッダー支給するのもおすすめ

従業員数10名未満のオフィスにおすすめの業務用シュレッダー

10名未満のオフィスにおすすめのオートフィードシュレッダー

アコブランズジャパン(旧GBC) GSH130AFX

アコブランズジャパン(旧GBC)オートフィードシュレッダー GSH130AFX


130枚の紙を自動裁断するオートフィードシュレッダー。幅310mm×奥行き445mmのサイズに設置可能です。

不要になった紙をシュレッダーの専用トレイにある程度溜めてから裁断する使い方がおすすめです。

アコブランズジャパン(旧GBC) オートフィードシュレッダー「GSH130AFX」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/4×50mm
最大用紙セット枚数
130枚
連続運転時間
10分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
26L
対応用紙サイズ
A4まで

参考情報:アコブランズジャパン(旧GBC)「GSH130AFX」

10名未満のオフィスにおすすめの卓上シュレッダー

アスカ B04W

アスカ マイクロカットシュレッダー B04W


2×10mmのマイクロカットで裁断ができる卓上シュレッダーです。
再現不可能なレベルまで細かく裁断できるので、従業員が個別で管理している個人情報や機密情報も安心して処理ができます。

アスカ 卓上シュレッダー「B04W」の仕様表
裁断方式/サイズ
マイクロカット/2×10mm
最大裁断枚数
3枚
連続運転時間
10分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
4.3L
対応用紙サイズ
A4まで

参考情報:アスカ「B04W」

10~15名のオフィス

10名から15名程度のオフィス


シュレッダーの使用頻度が比較的高くなることが考えられます。
シュレッダーに掛かる手間を減らす意味でも、ゴミ箱の容量は30~40L(リットル)ぐらいの製品がおすすめです。また、共用を考えた場合、連続運転時間(定格時間)は、20分以上の業務用シュレッダーが理想です。


<結論>

  • ゴミ箱の容量が、30~40Lの製品がおすすめ
  • 連続運転時間は、20分以上が理想的

従業員数10~15名のオフィスにおすすめの業務用シュレッダー

10~15名のオフィスにおすすめの業務用マイクロカットシュレッダー1

フェローズ 99MCs-2

フェローズ 業務用マイクロカットシュレッダー 99MCs-2


2mmでカットするマイクロカットを裁断方式に採用しています。
幅290mmとコンパクトでスリムな設計ですが、ゴミ箱には680枚の用紙を収容でき、見た目に似合わず大容量です。

フェローズ 業務用マイクロカットシュレッダー「99MCs-2」の仕様表
裁断方式/サイズ
マイクロカット/2×14mm
最大裁断枚数
15枚
連続運転時間
20分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
34L
対応用紙サイズ
A4まで

参考情報:フェローズ「99MCs-2」

10~15名のオフィスにおすすめの業務用マイクロカットシュレッダー2

アスカ S62MC

アスカ 業務用マイクロカットシュレッダー S62MC


60分間連続で運転するタフなマイクロカットシュレッダー。

ゴミ箱は32Lサイズと小ぶりですが、1,550枚の用紙を収容できる大容量設計です。

アスカ 業務用マイクロカットシュレッダー「S62MC」の仕様表
裁断方式/サイズ
マイクロカット/2×14mm
最大裁断枚数
15枚
連続運転時間
20分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
34L
対応用紙サイズ
A4まで

参考情報:アスカ「S62MC」

20名以上のオフィス

20名以上のオフィス


20名以上のオフィスでシュレッダーを共用する場合は、家庭用と業務用の中間クラスに位置する中途半端な性能の製品に手を出すと、必ず使い勝手が悪くなります。


ゴミ箱の容量は最低でも50L以上連続運転時間も30分以上のものがおすすめです。
また、使用頻度が高くなるので、耐久性が高い製品を選ぶと良いでしょう。
販売価格が5万円以上の製品がおすすめです。

<結論>

  • ゴミ箱の容量が、50L以上の製品がおすすめ
  • 連続運転時間は、30分以上の製品がおすすめ
  • 耐久性が高い部品を使用する5万円以上の製品が理想

従業員数20名以上のオフィスにおすすめの業務用シュレッダー

20名以上のオフィスにおすすめの高速裁断が特長の業務用シュレッダー

アコブランズジャパン(旧GBC) GCS660X

アコブランズジャパン(旧GBC) 業務用シュレッダー GCS660X


1分間で250枚以上の書類を裁断できるスピード処理が特長のシュレッダーです。
業務用を想定した設計で、粘着物が付着し難い丈夫な刃を採用。多少荒っぽい使用してもトラブルが少なくて済みます。

アコブランズジャパン(旧GBC) 業務用シュレッダー「GCS660X」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/3×25mm
最大裁断枚数
23枚
連続運転時間
120分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
60L
対応用紙サイズ
A4まで

参考情報:アコブランズジャパン(旧GBC)「GCS660X」

20名以上のオフィスにおすすめの高耐久な業務用シュレッダー

アスカ S200M

アスカ 業務用マイクロカットシュレッダー S200M


A3用紙もマイクロカットでまとめて裁断できる業務用シュレッダーです。
金属製の丈夫なボディーを採用しており、耐久性の高さが特長の製品です。
1日200枚程度の紙を裁断すると想定しても、余裕で5年間は利用できます。

アスカ 業務用マイクロカットシュレッダー「S200M」の仕様表
裁断方式/サイズ
マイクロカット/2×15mm
最大裁断枚数
17枚
連続運転時間
60分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
55.7L
対応用紙サイズ
A3まで

参考情報:アスカ「S200M」

50名以上のオフィス

50名以上のオフィス


50名以上のオフィスで利用する場合は、大規模向けの高耐久な業務用シュレッダーの導入が必須です。ゴミ箱も70L以上の大容量のものが理想です。
使用頻度の高さを考えると、20枚以上の紙をまとめて裁断できる製品だと使い勝手が良いでしょう。


また、この規模の従業員数を考えると、上記のような性能を備えた製品を2台導入することをおすすめします。
なお、購入予算を抑える方法として、中古を導入するという選択肢もあります。

<結論>

  • 高耐久で丈夫なシュレッダー
  • ゴミ箱の容量が、70L以上の製品がおすすめ
  • 同時裁断枚数が、20枚以上の製品だと使い勝手が良い
  • 使用頻度と製品寿命を考え、2台持ちを推奨

従業員数50名以上のオフィスにおすすめの業務用シュレッダー

50名以上のオフィスにおすすめの高耐久な業務用シュレッダー

オリエンタル DH3104-c

オリエンタル 業務用マイクロカットシュレッダー DH3104-c


100万枚の裁断テストをクリアする耐久性を持った丈夫な業務用シュレッダー。
数あるメーカーで唯一耐久性能を公開しているメーカーです。刃に5年間の保証が付いている点も耐久性の高さを表しています。

オリエンタル 業務用シュレッダー「DH3104-c」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/2.5×30mm
最大裁断枚数
25枚
連続運転時間
連続
ゴミ箱(ダストボックス)容量
77L
対応用紙サイズ
A3まで

参考情報:オリエンタル「DH3104-c」

50名以上のオフィスにおすすめの中古業務用シュレッダー

明光商会 MSV-F31CF

 明光商会 業務用シュレッダー MSV-F31CF


業務用シュレッダーの代名詞、高耐久な明光商会の製品。中古価格でお安く導入できます。
製造年も新しいため、長く快適に利用できます。

明光商会 業務用シュレッダー「MSV-F31CF」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/2.5×30mm
最大裁断枚数
25枚
連続運転時間
連続
ゴミ箱(ダストボックス)容量
76L
対応用紙サイズ
A3まで

参考情報:明光商会「MSV-F31CF」

100名以上のオフィス

100名以上のオフィス


100名以上のオフィスで利用する場合は、20枚以上の紙を同時に裁断でき、ゴミ箱のサイズも70L以上の性能を備えた大型・大容量なシュレッダーが必須です。
この規模で共用することを考えると、上記性能を備えたシュレッダーを2~3台程度導入すると、トラブルや故障が少なくて済みます。


当然ながら耐久性にもこだわった方がよいので、大規模向けの業務用シュレッダーとして評価が高い明光商会、ナカバヤシ、オリエンタル、サカエといったメーカーの製品がおすすめです。

<結論>

  • 同時裁断枚数が20枚以上で、ゴミ箱の容量が70L以上の製品が必須
  • 上記性能を備えた製品を2~3台程度導入するのがおすすめ
  • 高耐久で丈夫な明光商会、ナカバヤシ、オリエンタル、サカエ製の製品がおすすめ

従業員数100名以上のオフィスにおすすめの業務用シュレッダー

100名以上のオフィスにおすすめの高耐久な業務用シュレッダー

オリエンタル DH3102-fc

オリエンタル 業務用シュレッダー DH3102-fc


厳しい品質管理で国内生産を行い、故障率が1%(※メーカー調べ)を超えたことがない、超高耐久な業務用シュレッダーです。公官庁での導入実績が多く、製品の信頼性は折り紙付きです。

オリエンタル 業務用シュレッダー「DH3102-fc」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/2.5×40mm
最大裁断枚数
22枚
連続運転時間
60分
ゴミ箱(ダストボックス)容量
86L
対応用紙サイズ
A3まで

参考情報:オリエンタル「DH3102-fc」

100名以上のオフィスにおすすめの中古業務用シュレッダー

明光商会 MSD-F31SF

明光商会 業務用シュレッダー MSD-F31SF


高耐久な業務用シュレッダーとして有名な明光商会の新製品です。
まとめて55枚も裁断できるため、短時間で処理できます。
評判の高いくずならし機能を搭載しているので、ゴミ袋の交換作業が少なくて便利です。

明光商会 業務用シュレッダー「MSD-F31SF」の仕様表
裁断方式/サイズ
クロスカット/6×14mm
最大裁断枚数
55枚
連続運転時間
連続
ゴミ箱(ダストボックス)容量
76L
対応用紙サイズ
A3まで

参考情報:明光紹介「MSD-F31SF」

まとめ

今回は、従業員の数で業務用シュレッダーを選ぶ方法をご紹介しました。


最近のシュレッダーは、「自動裁断」、「紙詰まりセンサー」、「自動メンテナンス」など、利便性が向上するユニークな機能を搭載しています。


しかし、業務用シュレッダーを検討する時、一見目を惹く上記のような機能だけで製品を選んでしまうと、性能不足で故障をし、すぐに使い勝手が悪くなります。


業務用シュレッダーで着目すべき性能は、「ゴミ箱の容量」、「裁断枚数」、「連続運転時間」、そして「対応用紙サイズ」です。
まずは上記4つの性能を、オフィスの規模、従業員数と照らし合わせて選ぶようにしましょう。そうすれば、働くみなさんが使いやすい業務用シュレッダーを必ず導入できます。


ぜひ、参考にしてください。


従業員数で選ぶ 業務用シュレッダー


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大澤(シュレッダーエンジニア)

大澤(シュレッダーエンジニア)

株式会社エーワンに所属するシュレッダー専門のエンジニアです。明光商会製を中心に数多くの業務用シュレッダーの整備を行い、高い品質の機械を生み出しています。

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