MX-2310Fを購入してはいけない3つの理由

中古市場で非常に人気があり、長く流通している複合機(コピー機)があります。

それは、2010年9月に発売された、シャープのMX-2310Fというデジタルフルカラー複合機です。


人気の理由は、購入価格の安さです。

コピー、ファクス、プリンター、スキャナーをはじめ、情報共有やペーパーレスといった近年流行りの機能まで搭載し、普及当時で、12万前後で購入できましました。

現在MX-2310Fはさらに安くなり、10万円を切る価格で購入できます。一見お値打ち品に見えますが、購入を控えて下さい。その理由を順を追って説明していきます。

目次

  1. MX-2310Fってどんなコピー機?仕様や人気だったポイント
  2. 【購入してはいけない理由1】品質が最悪
  3. 【購入してはいけない理由2】2020年で修理ができなくなる恐れがある
  4. 【購入してはいけない理由3】故障が頻発する
  5. MX-2310Fからの買い替えにおすすめのコピー機
  6. まとめ

MX-2310Fってどんなコピー機?仕様や人気だったポイント

MX-2310Fの仕様


MX-2310Fの中古複合機(コピー機)がなぜ人気があったのか、製品の仕様やその機能を紐解いてご紹介します。

中古で流通しているMX-2310Fの製品仕様

複合機は、コピー機能が付いた本体に様々なオプションを組み合わせて使用することになります。

MX-2310Fの中古品は、主に以下のような仕様で流通していました。

シャープ MX-2310F 中古複合機の製品仕様
カラー対応
フルカラー
機能

<基本機能>

コピー、ファックス、ネットワークプリンター、ネットワークカラースキャナー、両面印刷

<便利機能・コスト削減機能>

集約印刷、PC-FAX、スキャン転送、見てから印刷

印刷速度
23枚/分(A4ヨコ)
最大用紙サイズ
A3
給紙方式
4トレイ(550枚×4)+マルチ手差しトレイ(100枚)= 2,300枚

PCとの接続方法

プリンター:USB2.0、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T


スキャナー:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T

対応OS

プリンター:Windows® 2000、Windows® XP、Windows Server® 2003、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、

Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8


スキャナー:Windows® 2000、Windows® XP、Windows Server® 2003、 Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Vista®、Windows®7、Windows®8

サイズ/重量(約)

幅630×奥行き650×高さ1220(mm)/ 約100Kg以上

MX-2310Fで人気の便利機能・コスト削減機能

MX-2310Fが人気を博していたのは、購入価格の安さだけではありません。

どの会社でも発生するような事務作業を効率化できる機能や、コストの削減ができる機能を標準で搭載していた点も人気のポイントでした。

以下に、MX-2310Fで特に使われている便利機能をご紹介します。

PC-FAX

MX-2310Fの便利機能、PC-FAX


ファクス回線を使用し、パソコンでファクスの送信ができる機能です。

ファクスの送信時に原稿を印刷する必要がないため、印刷費用を削減できます。

スキャン転送

MX-2310Fの便利機能、スキャン転送


スキャンしたデータを、パソコンやメールに転送できる機能です。

紙の文書のやり取りが少なくなるので、印刷費用を削減できます。

データは、複数人にまとめて転送することができるので、情報共有のスピードが早くなります。

見てから印刷

MX-2310Fの便利機能、見てから印刷


複合機の操作パネルで出力イメージを確認してから、印刷できる機能です。

当社でこの機能を活用したところ、導入前と比べ、月々の印刷枚数が半分に削減できました。

【購入してはいけない理由1】品質が最悪

MX-2310Fの中古複合機を購入してはいけない理由は、品質が最悪


ここからは、現在中古市場で流通しているMX-2310Fを購入してはいけない理由を説明していきます。


MX-2310Fを購入してはいけいない理由の一つ目は「品質が最悪」という点です。


MX-2310Fが中古市場で最も普及していたのが、2015~2016年です。この頃に入荷してきた機械は使用感が少なく品質が良かったため、簡易的な整備でも良品として販売ができました。


そこから数年が経った今、入荷してくるMX-2310Fの品質は最悪です。当社の品質基準に達しないものばかりなので、再販をしていません。


特に複合機の心臓部と呼ばれる「ドラム」の状態が良くありません。入荷品をチェックすると印刷物に線が入っていたり、二重写りになっている製品ばかりです。


MX-2310Fを激安で購入できたとしても、すぐに印字不良を起こす可能性があります。

【購入してはいけない理由2】2020年で修理ができなくなる恐れがある

MX-2310Fの中古複合機を購入してはいけない理由は、2020年で修理ができなくなる恐れがある


MX-2310Fを購入してはいけいない理由の二つ目は「2020年に修理ができなくなる恐れがある」という点です。


MX-2310Fの販売終了(製造終了)は2013年です。メーカーの部品供給期限は、販売終了(製造終了)から7年と言われています。

上記の試算でシミュレーションを行うと、MX-2310Fは、2020年には部品調達ができなくなります。つまり、修理ができず、壊れたら最期ということです。


複合機を使い潰すと割り切って利用する分には構いませんが、会社のメインのコピー機として長く利用することを考えているのであれば、MX-2310Fを購入するべきではありません。

【購入してはいけない理由3】故障が頻発する

MX-2310Fの中古複合機を購入してはいけない理由は、故障が頻発する


MX-2310Fを購入してはいけいない理由の三つ目は「故障が頻発する」という点です。


最近当社では、MX-2310Fの故障のご相談、修理のご依頼が非常に増えています。

これは、MX-2310Fが製品寿命のピークに差し掛かっているからと考えています。


ご相談を頂く故障の症状は「同じ箇所で紙詰まりが頻発する」、「印刷物に汚れやかすれがある」、「各種基板、ユニットの故障で機械がエラーコードを出して動かない」などです。


現在は、このような不具合があっても修理ができますが、前述のように、2020年には修理ができなくなる恐れがあります。


今、MX-2310Fを中古で購入すると、上記のような故障が頻繁に発生し、使い物にならない可能性があります。

参考情報:中古コピー機(複合機)シャープ MX-2310Fのエラー・故障・トラブルの原因と直し方、修理費用

MX-2310Fに変わるおすすめの複合機(コピー機)

MX-2310Fに変わるおすすめの複合機は、MX-2517FN


MX-2517FNは、MX-2310Fと操作方法が変わりませんので、MX-2310Fに慣れ親しんでいる方には最適です。


もう一つ、おすすめな点が、消耗品代を節約できる点です。

「MX-23JTBA(ブラックトナー)」、「MX-23JTCA(シアントナー)」、「MX-23JTMA(マゼンダトナー)」、「MX-23JTYA(イエロートナー)」という、MX-2310Fで使用していたトナーをそのまま使えるので、余っているトナーが無駄になりません。


また、新規に購入する場合も、上記の純正トナーは市場で多く流通しており、各色一本10,000円前後で購入できます。


中古複合機を検討している方に多い「保守契約はせず、トナーだけ都度購入して使いたい」といったニーズに格安でお応えできるのが、MX-2517FNです。

中古で流通しているMX-2517FNの製品仕様

中古市場に流通している、MX-2517FNとMX-2310Fの製品仕様を比較してみます。

型番
MX-2517FN
MX-2310F
カラー対応
フルカラー
フルカラー
機能

<基本機能>

コピー、ファックス、ネットワークプリンター、ネットワークカラースキャナー、両面印刷

<基本機能>

コピー、ファックス、ネットワークプリンター、ネットワークカラースキャナー、両面印刷

<便利機能・コスト削減機能>

集約印刷、PC-FAX、スキャン転送、見てから印刷

<便利機能・コスト削減機能>

集約印刷、PC-FAX、スキャン転送、見てから印刷

印刷速度
25枚/分(A4ヨコ)
23枚/分(A4ヨコ)
ウォームアップタイム
18秒

20秒以下

ァーストコピータイム
フルカラー:8.1秒
モノクロ:5.9秒
フルカラー:10秒
モノクロ:7.4秒
最大用紙サイズ
A3
A3
給紙方式
4トレイ(550枚×4)+マルチ手差しトレイ(100枚)= 2,300枚
4トレイ(550枚×4)+マルチ手差しトレイ(100枚)= 2,300枚

PCとの接続方法

プリンター:USB2.0、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T


スキャナー:10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T


対応OS

プリンター:Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows® 8.1、Windows Server® 2003、Windows Server® 2008、Windows Server®2012


スキャナー:Windows Vista®、Windows®7、Windows®8、Windows®8.1、Windows Server® 2003、 Windows Server® 2008、

Windows Server® 2012

プリンター:Windows® 2000、Windows® XP、Windows Server® 2003、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、

Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8


スキャナー:Windows® 2000、Windows® XP、Windows Server® 2003、 Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Vista®、Windows®7、Windows®8

サイズ/重量(約)

幅630×奥行き650×高さ1220(mm)/ 約110Kg以上
幅630×奥行き650×高さ1220(mm)/ 約100Kg以上

MX-2517FNの中古市場の相場価格

MX-2517FNの中古品の価格相場を調査しました。

その結果、180,000~200,000円※が相場の価格となりました。

「MX-2517FN 中古」の検索結果で表示される上位10店舗の価格を調査(19/2月末現在)

まとめ

10万円を切る価格で購入できるMX-2310Fは、非常に魅力的に映ります。

しかし、現在中古市場で流通しているMX-2310Fには、「品質が最悪」、「2020年で修理ができなくなる恐れがある」、「故障が頻発する」という重大なデメリットを抱えています。


経済合理性を重視して中古複合機の購入を検討しているのであれば、MX-2310Fを選ばないお方がよいでしょう。


コピー機選びの参考にして下さい。


シャープ MX-2517FN


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賈(コピー機エンジニア)
賈(コピー機エンジニア)

株式会社エーワンに所属するコピー機専門のエンジニアです。 シャープ製コピー機の整備を得意としており、知識に裏打ちされた適格なサポートで、お客様より常に高い評価をいただいています。

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